城田鋳工は日本をつくっている。
鋳物の街、桑名市で創業70年以上の鋳物メーカーです。
ものづくりの技術で、日本の産業を支える製品をつくっています。
鋳型造形
まずは鋳物を作るための型をつくる作業を行います。
砂を固めてつくった模型のことを鋳型(いがた)と呼びます。
その日の気温や、湿度によっても変化する砂の状態を見ながらつくるので、高い技術が求められる作業です。
鋳型から製品の型を外して特殊な塗料でコーティングし、その後、砂で固められた型を組み合わせて、鋳型を完成させます。
溶解
次に、鋳型に流すための金属を溶かしていく作業です。
ただ金属を溶かすだけでなく、製品の原料となる鉄や炭素、マグネシウム、シリコンなどの材料を加えて調合し、鋳鉄という鉄を生み出します。
鋳鉄が溶ける温度は1500度。適正な成分値になっているかを検査するのもこの作業に含まれます。
鋳鉄を生み出したら次に鋳型に流し込んでいきます。この作業を注湯(ちゅうとう)といいます。鋳型の中は製品の形に空洞になっているので、溶かした鉄を流し込んでカタチにします。
製品検査
注湯した鋳型から製品を取り出し、余分な部分を削り取って完成です。
そして、お客様のもとへ届ける前に社内で念入りに検査します。
製品検査には2種類あり、1つは外観を目視で検査。もう1つは最新の検査機器を使った成分検査です。引っ張ったり、切ったり、顕微鏡で成分分析をしたり、超音波で材料内部の状態を判断したりします。
材質・硬度・形状を確認することで、城田鋳工の製品への信頼を
守っています。
1工程ずつ、丁寧に行うため、各部門にリーダーがいます。
リーダーの平均年齢は27歳のということもあり、話しやすい人たちばかりです。
分からないことがあっても、リーダーや周りの先輩社員にすぐに聞けるのが城田鋳工の特徴です。
金属を溶かして型に入れ、固めることで完成する鋳物づくり。
少しの興味から働き始めた先輩社員も、気付けば没頭するほど熱中になっている。
それが城田のシゴトです。